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訪問看護理学療法士が解説 | 高齢者に多い円背に起こる4つの危険性とは

高齢になってくるとほとんどの方の背中は丸まって、いわゆる円背になってきます。

 

以前は農家の方が重い荷物を背負うときに身体を前屈みにする生活をしていて

どんどん丸くなってきたなんていう方が多かったと多いますが

 

最近ではデスクワークが増えたことによる姿勢の崩れから円背になる方が多いと思います。

 

そんな円背ですが

高齢になってからの円背はどのような危険性があるのでしょうか?

 

圧迫骨折や誤嚥 円背によって起こる4つの危険性とは

円背による危険は大きく分けて4つ

  • バランス能力の低下
  • 呼吸機能の低下
  • 圧迫骨折のリスクの増加
  • 誤嚥のリスクの増加

です。

 

まずはバランス能力の低下です。

円背になると身体の重心位置が変化します。

その重心の変化を代償するように他の部位も姿勢が崩れてきます。

そのような状態では筋肉の硬さや弱さが出てきます。

 

そうするとバランスを取るために必要な身体の動きがスムーズに行えなくなるため

ふらついたり、つまづいたりしたときに手や脚がうまく出なくて転倒してしまうなんてことも増えてきます。

 

次に呼吸機能の低下

みなさんは息を大きく吸ってくださいと言われたらどうしますか?

間違いなく胸を大きく反らすでしょう。

息を吸う時は胸を反らす必要があります。

そのため円背になると胸を反らすことができなくなり、呼吸ができなくなります。

息が苦しければ活動量も減って、筋力量が減って、フレイルやサルコペニアといった高齢者に多い虚弱状態を招くことになります。

 

次に圧迫骨折のリスク

背骨というのは頸椎、胸椎、腰椎の湾曲のバランスで体重による負荷などを分散しています。

円背になるとその湾曲のバランスが崩れるため、重い荷物を持ったり、転んだ時だけでなく、

普段の生活でのちょっとした動作でも背骨にかかる負担が1箇所にかかるようになり、圧迫骨折をしてしまいます。

 

最後に誤嚥リスクです。

円背になると、頭は水平を保つために顎が上がるようになります。

顎が上がると気道が広がります。

前述のように息を大きく吸う時は胸を反らすだけでなく顎も上げていきますよね。

気道が広がった状態で食事を摂取するということは

食べ物が気道に入ってしまう、誤嚥を引き起こすことになります。

高齢者の死因の中でも誤嚥性肺炎はトップクラスになりますので、誤嚥を防ぐにことは高齢者医療にとって重要な課題となっています。

 

高齢になった時の介護リスクにつながる円背はしっかり改善しよう

いかがでしたか?

円背の危険性は理解していただけたと思います。

 

若い時は肩こりや腰痛が起こりやすいだけなので

「いやぁ、姿勢が悪いんですよねぇ。」なんて笑っていられますが

高齢になればなるほど、介護リスクに繋がってきますのでしっかりと改善していく必要があります。

 

円背を改善する方法はまたの機会にお話しできたらと思いますのでお楽しみにしていてください。

 

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