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糖尿病の最大の原因は糖質の摂取よりも運動不足だった | エポック訪看コラム

2023年4月25日

高齢者の医療に携わっていると

多くの方が患っている疾患の1つに

糖尿病

がありますよね。

 

糖尿病といえば原因の1つとして

糖質の過剰摂取が思い浮かぶと思いますが

実は糖質の摂取よりも大きい影響を与えている原因があります。

 

それが脂肪の過剰摂取と運動不足です。

 

糖質の摂取量は減っているのに糖尿病は増加している

糖尿病による死亡数は1950年以降、増加しているのですが

実は増えているのは脂肪の摂取量であり

糖質の摂取量は減っているし総エネルギー量も減少しているのです。

そして、この頃になると自動車の保有率も増加して歩く時間が減り運動不足が進んできたようです。

 

なので、糖尿病を予防・改善するためには

食事の改善以上に運動不足の解消を狙った方が良いということです。

 

運動によって糖質や脂質を消費することで血糖値の上昇を防ぐというのももちろんですが

そういった即時的な効果だけでなく

筋肉量を増やすことで糖質を筋グリコーゲンとして筋肉への取り込み量が増えるため

血糖値を下げることができます。

 

実際に糖尿病の人の中には、肥満ではなく細身で筋肉量が極端に少ないという方も大勢いらっしゃいます。

 

過剰な糖質制限は低血糖を引き起こしますし

糖質制限によって筋グリコーゲンが不足すればエネルギーを確保するために筋肉を分解してしまうため

結果的に糖尿病にとっては逆効果になることもあります。

 

 

 

実際に患者様の中には食事に気をつけているはずなのに

運動不足のせいで高血糖の状態が続いているという方はたくさんいますね。

 

また、研究でも

24時間の不活動でインスリン抵抗値が高くなり、

高脂肪食を摂取することでさらにインスリン抵抗値が高くなることも報告されています。

 

運動を習慣にしてもらうには 運動のきっかけを作ってあげよう

冒頭でも述べたように

糖質の摂取量が減っているにも関わらず、糖尿病が増えていることを考えると

糖質の摂取制限は根本的な解決になっていない可能性があります。

 

ですので、しっかりと運動をして糖質の消費量を増やすことで糖尿病を予防・改善をすることが

糖尿病治療にとっては根本的な改善となります。

 

中々、ちゃんと運動してくれる方が多くないということもありますが

そのような場合は糖尿病の治療のために運動をするという以外に運動のきっかけを作ってあげましょう。

 

花を見にいくとか、買い物に一緒に行くなど

モチベーションの上がる理由を与えて、それが習慣になってしまえば

いつの間にか運動不足が解消されて、血糖値が落ち着いてきた

なんてことも往々になりますのでしっかりと運動をしてもらいましょう。

 

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