コラム 疾患

【 訪看が教える豆知識 】貧血の原因は鉄分の摂取不足だけとは限りません

2022年2月18日

  • めまいや立ちくらみがする
  • 息切れをしやすくなった
  • 動悸がする
  • 疲れやすいし、眠気に襲われやすい
  • 耳鳴りがする

こんな症状が出てきたら、貧血かもしれません。

 

貧血といえば女性が悩まされる症状の一つだと思います。

貧血というと単純に「鉄分を摂っていないから」と思い浮かべる人が多いでしょうし、

実際に悩んでいる人は、

鉄分のサプリメントを飲んだり

鉄分を多く含むほうれん草や小松菜、肉類(特にレバー)などを気にして食べている

という人もいると思います。

 

確かに貧血は「鉄分不足」なのですが、

必ずしも「摂取不足」とイコールではないんですね。

 

貧血の目安とは? | エポック訪問看護ステーション

そもそも貧血とは酸素を身体中に運ぶ「ヘモグロビン」の濃度が低下している状態を言います。

 

血液1dlあたり

男性では13g未満

女性では12g未満

80歳以上の高齢者では性別問わず11g未満

が目安とされています。

 

では、なぜ鉄分が不足するのでしょうか?

 

もちろん、真っ先に考えるのは「摂取不足」です。

 

女性に限った話ではありませんが、

特に女性ではダイエットのために高カロリーな肉類を控える人や

菜食主義とまではいかなくても、野菜中心の生活になる人が多いと思いますが、

そうなると鉄分やタンパク質が不足してしまいます。

 

さらに女性の場合は毎月の月経も大きく影響しますね。

過多月経の女性の出血量はとても多く、そのため摂取不足ではなく、

過剰消費によって鉄分が不足します。

 

糖尿病や高血圧、脳卒中の方は要注意。貧血症状を引き起こす疾患は?

若い人にはあまり見られませんが、

関節リウマチなどの慢性の炎症がある場合、

炎症物質が鉄分の吸収を妨げてしまいます。

 

この場合は摂取不足でも過剰消費でもなく

「吸収の阻害」

によって鉄分が不足します。

 

さらに深刻なものになってくると

糖尿病や高血圧の結果として腎機能が低下してくる人も多いのですが、

この

「腎機能の低下」

によっても貧血が起こります。

 

腎臓は赤血球を作ることを促すホルモンを分泌しているため、

腎機能が低下すると赤血球が作ることができずに貧血を引き起こしてしまいます。

 

さらに服薬の影響も。

血液をサラサラにする抗凝固薬や高血栓薬を服用する方は出血しやすく、

その出血も止まり温くなりますよね。

 

そうすると、何らかの傷を負った場合に出血過多で貧血を引き起こします。

 

栄養を見直して貧血予防をしよう

色々な原因が考えられますが、なんだかんだで大半は栄養障害です。

 

食生活を変えることで改善することがほとんどのようで、

鉄分を多く含む肉や魚、鉄の吸収をよくするビタミンCなどを摂取すると良いですよ。

 

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血液検査や病態などから食事内容や栄養管理のサポートもさせていただきます。

 

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