みなさんの周りにタバコを吸う人はいますか?
タバコは心肺機能に多大な悪影響を及ぼし、
骨粗鬆症の原因にもなります。
近年は健康志向の高まりや値段の高騰もあって
若者では喫煙者は少なくなっていますし、中年以降でも禁煙をしたという人も増えていますね。
その一方で、電子タバコは有害物質がほとんど出ないという触れ込みで
一気に需要を伸ばしていますが
最近では電子タバコも決して健康的なものではなく
やはり悪影響だったいう報告も増えてきています。
その中でも、実は電子タバコと骨折リスクには関係があったということがわかってきています。
訪問看護やリハビリの利用者様の中に、
電子タバコを吸われている方がいれば、実は骨折のリスク因子として考えないといけないのです。
骨折リスクが電子タバコによって46%も増加する
アメリカのビッツバーグ大学医療センターの研究で、
電子タバコによって立位からの転倒による骨折だけでなく、衝撃の少ない座位での骨折も増加していた
と報告されています。
電子タバコを使用したことのあると回答した人1050人のうち
大腿部頸部骨折・脊椎圧迫骨折・手首の骨折の経験がある
と答えた人は444人いた
という報告もあります。
これは電子タバコを利用したことのない人と比べて
8〜9割も多い数字であることがわかったようです。
電子タバコが骨折リスクを高める理由はまだ明らかになってはいないようですが、
強い関連があるということが示唆されています。
電子タバコは骨折リスクだけでなく、骨癒合にも悪影響を及ぼします。
こちらは大阪市立大学大学院の研究ですが
ラットの大腿骨骨切りモデルに対して、タバコの抽出液を投与して4週間後に
骨組成・仮骨体積・力学強度を測定したところ、
投与した抽出液の濃度に依存して、低値を示した
と報告されています。
肺炎も骨折も予防しよう | 電子タバコも身体に悪いことには変わりなし
確かに電子タバコは通常のタバコと比べてニコチン量が少ないとされていますが、
それでも有害物質であることに変わりはなく、
健康にとって悪影響であることは間違いありません。
またニコチン以外でも
電子タバコに含まれるプロピレングリコールと植物性グリセリンは
食品添加物のため安全と言われていますが、
肺に吸い込んだ際への安全性は検証されていないため、
その影響があるのではないか
とも言われています。
さらに禁煙目的のために電子タバコを経由して禁煙しようという人もいると思いますが
これも自分の満足するニコチン量に達するまで吸い続ける傾向があるため、
結果的に喫煙回数が増えて、ニコチン摂取量が変わらない
と報告されています。
訪問看護の関わりの中でも禁煙は難しい課題です
確かに、今まで長くタバコをたしなまれてきた方の中には、
いきなり禁煙することが難しい利用者様がたくさんいます。
そのような方に対しても、お互いの妥協点を見つけながら、
体の健康と心の健康を守っていけるよう、関わりを持たせていただきます。
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