コラム

【 エポックコラム 】食べ物からしか摂取できない。ミネラルとは一体なんなのか?

2022年2月9日

身体に必要な栄養素はたくさんありますね。

  • 身体を動かすエネルギーの主役となる「糖質」
  • 貯蔵量に限度のある糖質の代わりに貯蔵量に限度がなく、運動時に大きなエネルギー源となる「脂肪」
  • そして、身体を構成するほとんどの組織の材料となると同時にエネルギーが枯渇した際には緊急のエネルギー源となる「タンパク質」

この3つにビタミンとミネラルを合わせて5大栄養素と呼ぶのですが、

今回はその5大栄養素のうちの「ミネラル」のお話をしたいと思います。

 

全部で100種類以上?!ミネラルとは | エポック訪問看護ステーションが教えます

ミネラルは生体を構成する主要4元素である

酸素・炭素・水素・窒素以外の総称で無機質と呼ばれています。

ミネラルは身体の中で合成することができないため、

食事によって摂取する必要があります。

そのため気をつけないと不足しやすく、

気がつかないうちに欠乏症状が出ているなんてこともありますし、

逆に過剰摂取によっても症状が出てくることもあります。

 

ミネラルは全部で100種類以上ありますが、

その中でも必須ミネラルと呼ばれるものは16種類。

 

その16種類を全部紹介しているとキリがなくなってしますので、

今回はその中でもさらに代表的な幾つかのミネラルを簡単にですがご紹介します。

 

【リハビリにも】丈夫な骨に必要なカルシウム

カルシウムは99%が歯や骨に貯蔵されていて、

また歯や骨自身を形成するのに必要な栄養素です。

それ以外にも神経の興奮を鎮めたり、心臓の鼓動や筋肉の収縮をスムーズにする働きをしています。

不足すると、骨を溶かしてカルシウムを補うため骨がもろくなってしまいます。

多く含まれる食品は牛乳・乳製品・魚です。

 

不足よりも過剰になりがちナトリウム

体液・細胞膜などの浸透圧のバランスを整えます。

神経や筋肉の興奮を鎮める働きをし、胃酸の分泌をうながし消化を促進する機能もあります。

ナトリウムは不足すると筋肉の痙攣や神経障害を引き起こしますが、

ナトリウムはいわゆる「塩」ですので、

夏場のように大量の汗をかくような時以外は不足することは稀で、

どちらかというと過剰になりやすいミネラルです。

過剰になれば高血圧などの循環器系の疾患にかかりやすいので摂りすぎには注意。

 

【エポック伊丹】心臓に不安があっても在宅で過ごすために大切な訪問看護という存在

訪問看護の現場に出て最近よく思うことは、 心疾患の合併率の多さです。   心疾患をお持ちの方が、在宅生活を送る上で医療のサポートはとても重要です。 その大きな役割を担うのが訪問看護・リハビリ ...

続きを見る

 

【高血圧やむくみに】血圧を下げるカリウム

心臓や筋肉の機能を調整し、エネルギーをつくりだす働きに関わっています。

体内の余分なナトリウムを体外へ排出する働きもしてるため、血圧を下げる働きがあります。

カリウムも不足することは少ないとされていて、

過剰に摂取すると腎臓に負担をかけるので注意が必要ですね。

多く含まれているのは海藻類・豆類です。

 

ナトリウムとカリウムのバランサー マグネシウム

マグネシウムはナトリウムとカリウムのバランスを整えます。

酵素を活性化させ、糖質・脂質・タンパク質の代謝に関係しています。

多く含まれているのは魚介類、玄米、緑黄色野菜、肉です。

 

【貧血対策に重要】身体中に酸素を運ぶ鉄

血液の成分のうち、赤血球にあるヘモグロビンは酸素をからだの隅々まで運ぶ働きをします。

ヘモグロビンができるときに、必要とする成分です。

だるい、疲れるなどは鉄分不足で、貧血になってしまっている可能性があります。

多く含まれているのはレバーやほうれん草です。

 

【コロナの後遺症にも関係?】味覚に関わる亜鉛

たくさんの酵素の活性化に関係していて、

新陳代謝や成長の促進、酸化の抑制、インスリンの合成などに関わっています。

味覚・嗅覚を正常に保つ働きがあり、

不足すると味を変に感じたり、肌荒れ、脱毛、発育不良などさまざまな症状が惹き起こされます。

ちなみに新型コロナの後遺症である「味覚障害」には

この亜鉛の不足が関係しているという報告もあったりしますね。

多く含まれるのはカキ、レバー、牛肉。

 

 

いかがでしたか?

 

このようにミネラルは身体のさまざまな機能を活性化させる働きがありますが、

上述のように飲食物から摂取するしかないので、

しっかりと食事はもちろんのこと、

不足しがちならサプリメントなどもうまく利用して健康を維持したいですね。

 

【エポック伊丹】吸引や胃ろうが必要な方でも、在宅で生活を送ることが出来ます!

吸引や注入介助は看護師が行うものだから、必要になれば在宅での生活が困難なのでは…? と思われる方と思われる方もいるのではないでしょうか?   肺炎、脳梗塞などを患い入院。 その後、嚥下困難、 ...

続きを見る

 

エポック訪問看護ステーションは伊丹・尼崎を中心に利用者様それぞれに合わせた看護・リハビリを提供します

エポック訪問看護ステーション

伊丹・尼崎・川西・宝塚を中心として、

地域の皆様の健康と安心のため、

利用者様が「その人らしく生きる」手段を共に模索し提供してまいります。

 

※まずはお気軽にお問い合わせください※

TEL:072-770-1657

お問い合わせフォームへ

 

エポックでは、自費訪問リハビリサービスも併用して利用することができます。

自費訪問リハビリサービス | 自費訪問リハビリなら EPoch-エポック-

 

#訪問看護#訪問リハビリ#理学療法士#作業療法士#看護師#エポック#伊丹#尼崎

-コラム

Copyright© エポック訪問看護ステーション , 2024 All Rights Reserved.