生活習慣病の代表である糖尿病。
その治療の1つとして食事制限のイメージがありますが、サルコペニアやフレイルになりやすいため、適切なカロリー量を摂取することがとても重要です。
糖尿病はサルコペニアとフレイルになりやすい
日本では平均寿命が男性81.64歳、女性87.74歳で、ともに過去最高を記録し、これは世界でもトップクラスです。
しかし、その反面で健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳
平均寿命と男性で約9年、女性で約12年も離れています。
その原因の1つとして前述のサルコペニアやフレイルといった虚弱状態があります。
サルコペニアやフレイルが進むことで転倒や骨折で寝たきりになったり、誤嚥から肺炎になったり、認知機能も低下して生活がままならなくなってきます。
これを予防するためには過度な食事制限をするのではなく、適度な食事や運動をする必要があるんです。
実際に糖尿病の方はそうでない方とくらべてサルコペニアには2倍以上もなりやすいとされていて、
65歳以上では5人に1人、75歳以上では3人に1人がサルコペニアの状態にあると報告されています。
これには食事制限もありますが、糖尿病の方はインスリンが十分に作られないため、
インスリンはアミノ酸から筋肉を作るときにも必要とされているため、うまく筋肉を合成することができなくなるんです。
糖尿病でも小太りが最も死亡リスクが低い
それではどれくらい食べるとよいのでしょうか?
それは人それぞれの体型によっても変わってきます。
一般的には体格を計算するときにはBMIで計算することが多く、BMI22が健康的とされています。
しかし、近年の研究では糖尿病の有無にかかわらず、BMIは25、少し小太りくらいが最も死亡リスクが低いと報告されているため、
医師と相談して血糖コントロールをしながら、しっかり食べた方が良いということになります。
糖尿病でも筋肉を維持・増量するためにタンパク質を摂取
食べるものも、タンパク質を摂取しましょう。
ご存じの通り、タンパク質が筋肉の材料となります。
海外の研究でも65歳以上の人を対象にした研究で
体重1kgあたり1.2gを摂取していると筋肉が増えるが、0.8g以下だと筋肉が減ってしまうと報告されています。
このように糖尿病の方は下手に食事制限をしてしまうと筋肉量が減って、結果的には不健康な状態になってしまいます。
インスリンの投与などをしっかりして血糖をコントロールできていれば、通常通りの食事はできますので
しっかりと栄養をとって筋肉量を維持するように努めることが必要です。
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