コラム 看護

高齢者にとって入浴は介護リスクを下げる効果がある?

2023年4月20日

ご高齢の方のお話を伺っていると毎日入浴しているという方は少なくなっているなと思います。

 

入浴のメリットが大きいことは皆さんご存知だと思いますが、

高齢の方にとっても入浴することは非常に重要で

研究でも

入浴の頻度が毎日という高齢者は週2回以下の高齢者と比べて、要介護のリスクが約30%も低い

ということが報告されています。

 

これは入浴する時に行われる動作や入浴によって起こる温熱効果や水圧効果によって運動と同等の効果があるのではないかと考えられています。

 

それでは入浴の効果とはどういった物が考えられるのでしょうか?

 

高齢者が入浴する4つのメリット | エポック訪問看護ステーション伊丹

①新陳代謝の促進

高齢になってくると新陳代謝が落ちてきます。

それに対して髪や体を洗ったり湯船に浸かって体を温めたりすることで血行が良くなり、新陳代謝が促進されます。

血行が悪いと痛みや関節の動かしにくさを始めとして様々な不調が起こりますので、

入浴によって血行を促進することでそういった不調を予防・改善することができます。

 

②皮膚を清潔に保つ

入浴して雑菌の繁殖抑えることができます。

皮膚を清潔に保つことで床ずれやかぶれを防ぐことができますし、感染などのリスクも防ぐことができます。

 

③眠りの質を上げる

高齢者は睡眠の質が下がる傾向にあります。

これは現役の時よりも活動量が低下するためです。

そんな時に入浴をすることで運動の代わりになりますし、副交感神経の働きが高まるため睡眠の質が高まります。

 

④リラックス効果

また入浴は良い気分転換方法の一つです。

高齢になると気持ちが塞ぎがちになる方も多いのですが、湯船に浸かることでリラックスして気持ちが落ち着きます。

 

介護や訪問看護サービスを利用して入浴の機会を増やそう

入浴は我々現役世代にとっても効果的ですが、高齢者にとっては介護リスクを下げるという意味でも非常に重要だということがよくわかりますね。

もしも、ご家族に高齢者の方がお住まいであればしっかりと入浴を促してみてください。

必要であれば一緒に入って上げるとコミュニケーションにもなるかもしれません。

 

それが難しいなということであれば介護サービスを利用して入浴の機会を少しでも増やしてみてくださいね。

エポック訪問看護ステーションでも、理学療法士・作業療法士などのリハビリスタッフの指導の下、

看護師がお身体の状態に合わせて入浴介助させていただくことが可能です。

 

入浴にお困りの方、エポック訪問看護伊丹の入浴介助で介護負担軽減をしませんか。

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