コラム

寒暖差アレルギーに気をつけよう | エポック訪問看護ステーション

2022年2月21日

朝、起きるとあまりの寒さにガクガクと震えながら朝の準備をして

モッコモコのダウンジャケットを着て、ニット帽を被って

「ううう、さ…寒い」

なんて呟きながら出勤しているわけですが、

お昼くらいになってくると、

意外に日差しも強く、気温も結構上がってきて

ダウンジャケットの中が汗で蒸れてきます。

 

そんな風に寒暖差が激しいとくしゃみが止まらない

そんな人、いますよね?

 

今回はそんな寒暖差で出てくるくしゃみ…

寒暖差アレルギーについてお話しします。

 

【訪問看護スタッフも悩み中】寒暖差アレルギーとは

本来、アレルギーというと何らかのアレルゲンに対してヒスタミンが分泌されて、

アレルギー症状が引き起こされるのですが

寒暖差アレルギーはアレルゲンが原因ではないため、

正確にはアレルギーではなく

「血管運動性鼻炎」

と呼ばれています。

 

これは急激な温度変化に対して、鼻の粘膜の血管収縮がうまく対応できず

  • 鼻水・鼻づまり
  • くしゃみ
  • せき
  • 頭痛
  • 蕁麻疹
  • 食欲減退

などの症状がみられます。

 

この寒暖差アレルギーは

冒頭のように朝晩と日中の気温差が大きい時以外にも

室温と外気温の差が大きく、7℃以上の気温差がある

と生じやすいと言われています。

 

また自律神経が激しい気温差に対応できないということで、

日々の生活でのストレスによって自律神経が乱れている

と余計に症状が出てきやすくなります。

 

寒暖差アレルギーを防ぐ 6つの対策

では、この寒暖差アレルギーを防ぐにはどのようなことをしたら良いのでしょうか?

 

寒暖差アレルギー対策①衣類で気温差を調整

体温調整ができる衣類を身につけましょう。

大事なのは体感する気温差を小さくすること。

 

カーディガンやブランケットなど

手軽に羽織れるようなものでこまめに体温調整をしましょう。

また外ではスカーやマフラーで首まわりを、

手足や・足首は手袋や靴下でしっかりと防寒してあげましょう。

 

特に首は総頸動脈などの太い血管があるため、

ここが冷えてしまうと身体全身が冷えやすくなります。

 

そういえば、東洋医学では万病の元となる

「風邪(ふうじゃ)」

は首から侵入してくるなんて考えられているので、

やはり首が冷えると良くないのでしょうね。

 

寒暖差アレルギー対策②マスクをする

ここ2年ほどは新型コロナの流行によって、

マスクをつけることが常識になってきましたが

マスクをつけることで冷気が入ることを防いで

鼻や喉の粘膜へのダメージを防ぐことができます。

また、呼気に含まれる水分で乾燥を防ぐこともできますね。

 

寒暖差アレルギー対策③入浴

適切な温度(39〜40℃)の風呂に入浴することで

リラックスして自律神経のバランスを整えることができます。

入浴が難しい場合は手浴や足浴など、身体の一部を温めてあげるだけでも効果的です。

 

 

寒暖差アレルギー対策④適度な運動

運動をすることで、抵抗力がつきますし、

適度な運動は自律神経を整えることができます。

また運動によって筋肉量が増えると熱生産が増えるため

体温調整が用意になります。

 

寒暖差アレルギー対策⑤規則正しい生活

夜眠るのが遅い、仕事などでストレスを溜めるなどは自律神経を乱す原因になります。

しっかりと睡眠を取り、心と身体を休めましょう。

 

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寒暖差アレルギー対策⑥食生活を見直す

栄養の中には抗炎症作用のあるものや身体を温めるものなど様々。

栄養バランスが取れた食事を摂ることはもちろんですが、

しょうがやにんにくなど辛味があって、

血行を促進する効果がある食材を摂る事も好ましいでしょう。

 

結局は自律神経のバランスを整えること

落ち着きを取り戻してきたとはいえ

新型コロナの流行はまだ終わったわけでないので、

咳やクシャミなどに関してはまだまだナーバスですから、

寒暖差アレルギーのような症状は特に出したくありません。

 

対策は自律神経をいかに整えるかという、基本にして最重要なことです。

それさえできれば、

春になってやってくるアレルギーの代表・花粉症を予防することにも繋がりますので

今のうちに今回紹介して対策をしてみてくださいね。

 

 

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