さぁ、ぐっすり寝ようと思って眠ったはずなのに
目を覚ましたらまだ真っ暗。
時計を確認するとまだ眠ってから2時間しか経ってない。
そんな経験ありませんか?
高齢者の方は特に夜長時間眠れない、
というお悩みを抱えている方が多くいるように思います。
それは「中途覚醒」という睡眠障害の1つです。
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【夜眠れない】中途覚醒とは
中途覚醒とは睡眠の途中で目を覚ましてしまい、その後眠れなくなる不眠症状です。
本来、動物にとっては命の危険が迫った時にいつでも覚醒できる状態を正常な睡眠です。
ですので、地震や騒音、異臭、寝具による違和感など、
周囲の環境変化による外的刺激に対して覚醒してしまうのはある程度は正常と言えますが、
そうではないにも関わらず頻繁に覚醒してしまう日が続くのであれば
それは何かしらの問題があると考えていいでしょう。
そして、その原因は
アルコールやカフェインなどの刺激物、体調、精神的なストレス、
そして加齢などがあります。
まずは中途覚醒の外的要因を探ろう
自分の中途覚醒の原因を探ることが非常に重要なわけですが、まずは外的要因を探ってみましょう。
地震のような天変地異はどうしようもないので置いといて
例えば騒音。
線路や大きな道路が近くにあり、電車や車の音は大丈夫ですか?
繁華街が近くて夜中でも賑やかではないですか?
寝具はどうでしょう?
枕や布団は体に合っていますか?
間違った硬さの布団で寝ていると寝返りを打ちにくくなり身体が固まって、それが寝苦しさにつながっているかもしれません。
ゴムの締め付けがきついスウェットやジャージで寝たりしていませんか?
ゴムで締め付けられていると内臓が圧迫されて寝苦しくなります。
寝たきりや高齢者の方など、
ご自身の意思をはっきり伝えにくい場合、
睡眠環境の快不快を伝えられず、環境が改善されないこともあるので、
きちんと介助する側がチェックしてあげないといけません。
ストレスとアルコールに心当たり?内的要因を探ろう
さて、外的要因であれば少しの工夫で解決できるものもありますが、
少し難しくなってくるのが内的要因でしょうか?
特に精神的なストレスの場合は。
睡眠は当たり前ですが休息のためのもの。
休息状態になるには本来であれば副交感神経が優位にならなくてはいけませんが、
ストレスが溜まっていると身体はいつまで経っても交感神経が優位。
その状態では仮に眠りにつけても熟睡できずに中途覚醒に繋がります。
また寝酒も睡眠を妨げる最大の元凶。
確かに寝付きは良くなるかもしれませんが、数時間後には覚醒状態になります。
ストレスでアルコールを飲む習慣ができてしまっている方は
Wパンチで中途覚醒を引き起こしているかもしれませんね。
また利尿作用によってトイレ覚醒を導く可能性も高くなるので、
飲んだとしても少量を睡眠の3時間前までにしておきたいところです。
ついつい眠れない…となると睡眠薬などのお薬に頼り立ちですが、
様々な原因を考えると薬を飲まなくても対処できることもありますよ。
中途覚醒による睡眠負債はうつ病を招く
中途覚醒をしてもすぐに寝付けるならまだ問題は少ないですが、
起きた後に眠るのに時間がかかるようだと危険。
睡眠不足に陥り、その負債によって日中の活動に支障が出てきて、
さらにストレスとアルコールの悪循環になって、うつ病になる可能性が高くなります。
中途覚醒は日中の覚醒も下げてしまい、
昼夜逆転の原因にもなってしまいます。
心当たりがある方はしっかりと原因を探って睡眠の質を高めましょう。
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