コラム リハビリ

転倒リスクも高い夜間頻尿。その原因と対策は

「寝ていても夜中にトイレで目を覚ましてしまう」

いわゆる夜間頻尿の人は

40代以上で約4500万人もいると言われています。

2〜3人に1人の割合というのだから驚きですよね。

 

夜間頻尿の原因は

  • 尿の量が増える「夜間多尿」
  • 膀胱に尿が貯められなくなる「蓄尿障害」
  • 睡眠が浅い「睡眠障害」

の3つが考えられます。

 

夜間多尿は中年〜高齢者の夜間頻尿の原因としては最も多い原因となっています。

 

その理由として

  • 尿量をコントロールする抗利尿ホルモンの減少
  • 心臓の機能低下による下半身のむくみ
  • 高血圧や糖尿病
  • 水分の摂りすぎ

があります。

 

高齢者に勧める水分摂取量の目安は? | エポック訪問看護ステーション

最近は脱水状態を予防するために水をたくさん飲むことが推奨されていますね。

 

若い人であれば1日2リットルくらい飲んでも大丈夫かもしれませんが

高齢者にとっては飲み過ぎで夜間頻尿を起こしやすくなります。

 

水分摂取の目安は20〜25ml/kgが目安とされていますので

1日の水分摂取量は1.5L、

小柄な人であれば1.2ℓ程度でも大丈夫でしょう。

 

気をつけるべきは量だけではありません。

 

例えばカフェイン

 

ご存知のようにカフェインは利尿作用があるため、

夜間の尿量が増えてしまいます。

夕方以降はコーヒーを控えた方が良いでしょう。

飲むならカフェインレスの麦茶や

最近増えているカフェインレスコーヒーにしてみるのも手ですね。

 

またアルコールも同じように利尿作用があるため、

あまり遅くまで飲み続けるなんてことがないようにしておきましょう。

 

また、意外に夜間頻尿の原因になるのが野菜や果物。

野菜や果物には水分が多く含まれています。

 

そのため夜にサラダであったり、

デザートに果物を多く摂取すると水分摂取量が増えますし、

生野菜や果物は身体を冷やしやすいため

尿量が増えてしまいます。

 

他にも塩分の過剰摂取も頻尿の原因になります。

塩分の多い食事は控えましょう。

 

【 エポック リハビリ 】骨盤底筋を鍛えて膀胱を大きくしよう

運動不足も頻尿の原因になるので、

下半身の運動を増やして血流を良くしてあげると良いでしょう。

 

運動といえば骨盤底筋群のトレーニングも効果的です。

 

骨盤底筋群を鍛えることで尿漏れを防ぐだけでなく、

膀胱が大きくなって蓄尿量が増えた

という報告もあります。

 

骨盤底筋群を鍛えるには尿やオナラなどを我慢する時のように

力を入れればオッケーです。

 

また肋骨の動きを引き出すことで骨盤底筋が活性化されますので

体幹をいろいろな方向に動かしてあげると良いですよ。

 

 

転倒リスクの高い夜間頻尿は改善しておくべき

いかがでしたか?

 

排尿障害はそれだけが問題になるだけでなく

転倒の原因にもなります。

 

特に夜間の場合は部屋を暗いままにしていたり、

寝ぼけていたりで余計に転倒リスクが高まりますし

一晩に2回以上起きる人だとさらにリスクが高くなります。

 

夜間頻尿を改善して、

転倒を防ぎ、生活の質を高めていきたいですね。

 

夜間の排尿コントロールもエポック訪問看護ステーション伊丹は看護とリハビリでサポートします

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地域の皆様の健康と安心のため、

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