コラム リハビリ

転倒リスクは40代から増え始める。訪問看護が教える転倒予防のコツ

2022年10月24日

転倒は高齢者にとっては致命的なダメージになり得るため、

なんとしてでも避けたいアクシデントですがその兆候は40代、50代から現れ始めます。

 

実際に2019年の東京消防庁の緊急搬送データでは

日常生活での事故の7割が転倒であり、

そのリスクは40〜50代で増え始めています。

 

 

 

転倒の原因は筋力低下と柔軟性の低下

転倒の原因はやはりほとんどが

運動不足による筋力低下や柔軟性の低下です。

 

そもそも歩くという動作は不安定な状態の連続です。

「歩行が安定している」

とは言っても、歩行自体は重心と支持基底面の関係でいえば常に不安定な状態です。

 

その不安定な状態に対して、無意識で脚を出すステップ反応が行われるから

我々は転ばずに歩くことができるんですね。

 

このステップ反応も若いうちは

筋力もあるし、柔軟性もあるため大きく脚を出すことができますが

歳を取るに従って、少しずつ筋力も落ちるし、柔軟性もなくなる。

フラッとした時に出さなくてはいけない位置に足が出せない。

 

この時にメインで働く筋肉は腹の奥にある「腸腰筋」と言う筋肉です。

腸腰筋は脚を大きく挙げるとしっかりと鍛えられますので、

大きく足踏みをしたり、仰向けで脚を挙げたりしてしっかりと鍛えましょう。

 

つま先が挙がらなくてつまづく

また、転倒の原因としてつまづきがあります。

 

歩いていて、ちょっとした段差につまづいてしまうなんてことが増えていませんか?

 

これもやはり筋力低下や柔軟性の低下によるものですが

こちらは前述のステップ反応のように股関節の筋力や柔軟性ではなく

足関節の動きの低下が原因です。

 

よく

「つまづかないように脚を高く挙げましょう」

と言われたりしますが挙げなくてはいけないのはつま先なんですね。

 

では、つまづかないようにするためにはどこの筋肉を鍛えたら良いのでしょうか?

 

つま先を挙げる、足関節の背屈ですから主役になるのは

前脛骨筋

になります。

 

前脛骨筋は足関節の背屈の筋肉です。

 

そんな前脛骨筋の近くには

「足三里」

と言う超有名なツボがあるところですね。

「最近、よくつまづくんだよ。」

なんて言う人がいたら、ぜひ試してみてくださいね。

 

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