訪問看護でお伺いする多くの方がお悩みの「便秘」。
この便秘、実は冬になると余計に便が出にくくなるって知っていましたか?
寒くなるとなぜ便秘になるのか?
その理由は主に3つ。
- 身体の冷え
- 乾燥
- 運動量の低下
です。
冷え、水分不足、運動不足が便秘を招く
まずは身体の冷えですが、
身体が冷えていると内臓の働きは鈍くなります。
ただ冷えているだけでなく、
室内は暖房がガンガンに効いていて室内と室外の気温差が大きいとか、
もしくは暖房はコタツだけで室内だけでもコタツから出たら一気に寒くなるなど、
気温差が急激すぎると人の自律神経は乱れます。
内臓は自律神経に支配されていますから、内臓の働きがさらに鈍くなるというわけですね。
次に水分不足。
冬は乾燥しています。
さらに夏と違って、わかりやすくダラダラと汗をかくわけではないので、
水分補給も少なくなりがちで、身体の外も中も水分不足。
そうすると便自体の水分も少なくなるため、固くなり出にくくなります。
最後に運動量の低下。
冬はあまりの寒さにコタツの中から出られないなど、運動不足になりがちですよね。
運動量が減れば胃腸も動かないのでやはり便秘になりやすくなってしまいます。
便秘予防には水分補給と運動で胃腸を動かしましょう
冬の便秘対策としてオススメはやはり
「水分摂取」と「運動」です。
通常の便は8割が水分です。
こまめに水分を摂取していくことが重要。
この時に摂取する水分も冷たい水ではなく、
温かい白湯にしておくと、内臓が温まってより効果的。
運動もできればウォーキングやランニングなどしっかり身体を動かすことが1番ですが、
やっぱり寒くて動けないなんていう人は
お腹周りのストレッチやマッサージを行うと良いでしょう。
身体を反らしたり、捻ったりしてしっかりお腹をストレッチ。
他にもサッカーボールくらいの大きさのボールやストレッチポールなどをお腹に当てて
うつ伏せになって、ゴロゴロと転がしてお腹をマッサージすると
便を押し出してくれるのでオススメです。
排便リズムを作るために腸内環境も整えましょう
また腸内環境を整えることも重要です。
乳酸菌やマグネシウムなどがオススメ。
乳酸菌が腸内環境にとって良いのは皆さんご存知だと思います。
あと意外に知られていないのがマグネシウム。
マグネシウムは体内で吸収されにくく、
腸内に水分を集めて便を柔らかくする働きがあるようです。
豆類や海藻類、魚介類や果物などの多く含まれているため、
普段の食事にプラスすると良いですね。
困ったら整腸薬や便秘薬 | エポック訪問看護伊丹
最終手段は整腸薬や便秘薬で、
便秘解消のために必要な栄養素などがしっかり含まれた薬で
腸の働きをしっかり改善してあげるのも良いでしょう。
訪問看護では、必要に応じてお薬の相談も受け付け、主治医と代わりにお話しさせていただきます。
気になることがあればお気軽にお問い合わせください。
便秘は苦しいだけでなく、放置しておくと様々な病気にもつながりますので、
しっかりと解消していきたいですね。
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