年々、呼吸器疾患を患う高齢者は増えており
昔から死因の上位には
肺炎
があります。
そんな肺炎ですが
運動を習慣にすることによって肺炎のリスクを抑制できる可能性があります。
30分のウォーキングが肺炎を予防する
イギリスのブリストル大学による研究で
肥満や糖尿病、心疾患など多くの疾患に対して運動が効果的である
というエビデンスは数え切れないほどありますが
感染性の疾患に対する運動の効果を証明する報告は十分ではないということで
感染性疾患の代表でもある肺炎に注目して
運動と肺炎の関係性を複数の研究報告のせいステマティックレビューを報告しています。
その結果
身体活動量の多い群では少ない群と比較して有意にリスクが低下していた
と報告しています。
このシステマティックレビューでは
実際にどれくらいの強度や時間、頻度で運動をするべきなのかは
はっきりとはわからなかったようですが
いくつかの研究では
週に1度でいいので30分間のウォーキングをしている人が肺炎、または肺炎関連死が少ない
ということを示していたようです。
東洋医学で肺炎を考えてみると
30分間のウォーキングが肺炎のリスクを抑制するのに効果がある
ということが示唆されたわけですがここで少し趣を変えて東洋医学のお話をしましょう。
肺炎ですから、関係する内臓は当たり前ですが
肺
です。
肺炎の主症状は原因はなんであれ
咳
ですが
東洋医学では咳は肺にこもった熱を出すためのもの
と考えられています。
そして熱がこもる原因の1つが肺の循環機能の低下です。
ですので、肺の循環機能を高めることが
肺炎を含めた呼吸器疾患を予防することに繋がります。
身体を動かして肺の循環機能を高めよう
では、肺の循環機能を高めるためにどうすればいいのかというと
まずは有酸素運動です。
東洋医学では肺は「臥すること」・・・つまり寝ていることで弱ると考えています。
なので、運動することが大事なのですが
息が軽く弾む程度の運動によって肺が適度に刺激されて
肺が養われると考えられています。
これは今回紹介したシステマティックレビューと一致している点が面白いですね。
ですので、肺炎リスクを下げるためには
まさにウォーキングやジョギング程度の運動がベストということになります。
東洋医学からみる肺炎 | 適度な辛味で身体を温めよう
次に食事。
こちらも東洋医学では肺を強くする味は
辛味
とされています。
辛味の持つ温める作用によって循環を改善させることが狙いです。
ただし、注意点は辛味といっても唐辛子は控えた方が良いということ。
唐辛子を食べるとどうなりますか?
汗をかきますよね。
汗をかくことは大事なことですが
唐辛子は熱が強すぎて、必要以上に汗をかいてしまい
その後に身体が冷えてしまうと考えられています。
なので、ちょうどいいのがネギやショウガです。
こういった食材をスープなどに入れて飲んだりすると
非常に効果的ですのでお試しを。
感染予防のためにも有酸素運動は効果的
いかがでしたか?
後半は東洋医学を交えてみましたが、とにかく呼吸器疾患を予防するには軽い有酸素運動が効果的ということはわかっていただけたと思います。
ちなみに肺は東洋医学では「衛気」というものを体表に巡らせて、ウィルスなどの侵入を防いでいると考えられていますので
新型コロナ禍での感染を防ぐという意味でも実はウォーキングやジョギングは効果的。
必要以上に外出を自粛するのではなく
密を避けた上で外で身体を動かしてみましょう。
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