足がむくんで痛い?在宅でもかかりやすい深部静脈血栓症(DVT)とは
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日本では尿酸値が高い「高尿酸血症」の人が1000万人もいると言われています。
12人に1人いると考えると、かなり多いですよね。
この高尿酸血症ですが、非常に恐ろしい病気だということはご存知でしたか?
【知っておきたい医療の知識】風が吹くだけで痛い「痛風」
まず知っておきたい高尿酸血症による代表的な病気は
「痛風」
です。
過剰に摂取した尿酸は排泄されるのではなく、なんと身体の中に溜まっていきます。
しかも、その溜まる場所がなんと関節。
関節の中で固まって結晶化するのですが
これが異物としてみなされて白血球から総攻撃を受けます。
白血球の総攻撃によって炎症が起きて、
乳酸が溜まって結晶化しやすい足の親指や膝が真っ赤に腫れます。
これが痛風です。
この痛風の痛みがとんでもない激痛なんです。
名前の由来は
「風が吹いただけでも痛い」
というくらいにちょっとした刺激でも痛みが起き、
しかも歩くことができないくらの激痛に襲われます。
痛風の炎症が長期化すると非常に厄介で
痛風患者の5〜7%に痛風結節というコブが残ることもあり、
この痛風結節を持っている方の半数が骨を破壊される
という恐ろしい病気なんですね。
痛風結節も初期は5〜7%なのですが
罹患期間が20年以上になると30%の方が保有するらしいですよ。
さらに痛風だけでは済みません。
尿管結石や高血圧のリスクも上がる。
高尿酸血症では「尿管結石」も起こります。
尿酸値が高いことによって尿が酸性になり、尿酸が溶けにくくなり、結石が発生します。
この結石が尿管に詰まってしまうのですが、これもやはり超激痛らしいですね。
更には
痛風結節がある人は高血圧や循環器・脳血管の疾患が有意に多い
という結果が出ています。
本当に色々なリスクがある高尿酸血症ですが、中には
「危険なのは結晶化であって、尿酸値が高いこと自体が原因ではないから、必ずしも治療しなくても良い」
という意見も少なくありません。
ただ、高ければリスクはありますので、低いに越したことはないですけどね。
ちなみに海外の論文では
「年に2回以上の発作が出たら、内服治療を初めて尿酸値を下げるべきだ。」
という指標もあるようですよ。
贅沢な食生活が尿酸値を上げる
さて、尿酸値が高いことが危ないことはわかったと思いますが、
尿酸値はなぜ高くなるのでしょうか?
それは食事です。
尿酸値は「プリン体」によって高くなるのですが、プリン体の多い飲食物といえば…
ビールですね。
さらにレバーや肉、魚、魚卵などもプリン体がとても高いですね。
うん。
つまり、美味しいものはプリン体が多いということ。
昔は痛風は「贅沢病」なんて言われたりもしていましたね。
この記事のはじめに
訪問看護と痛風って関係ある?
と思われたそこのあなた。
痛風の既往がある方はこのように様々なリスクを持っています。
看護やリハビリで関わらせていただく中で注意しなくてはいけないポイントを見つけるヒントにもなっています。
思いもよらないところにあなたの健康を考えるヒントがあるかもしれません。
エポック訪問看護ステーションでは、
日々の食事や生活スタイルを把握し、
利用者様それぞれに合わせたケアやアプローチを行っています。
エポック訪問看護ステーション伊丹は利用者様それぞれに合わせた看護・リハビリを提供します
エポック訪問看護ステーションは
伊丹・尼崎・川西・宝塚を中心として、
地域の皆様の健康と安心のため、
利用者様が「その人らしく生きる」手段を共に模索し提供してまいります。
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