熱々のお茶やコーヒーが好きな方はよくいらっしゃいますよね。
でも
「熱い飲み物は身体に悪いから気をつけて!!」
と言ったら、不思議に思う方は多いのではないでしょうか?
一般的には冷たい飲み物の飲み過ぎは身体を冷やすため、
様々な体調不良に繋がるということの方が常識だと思います。
それと同様に熱い飲み物も身体に悪い、しかも、食道がんとの関連性がある、
ということが報告されたんです。
イラン北東部のゴレスタン州で行われた研究では
70度を超える熱いお茶を好んで飲む人は
65度以下のぬるいお茶を飲む人よりも食道がんの発症率が8倍も高い
と報告されたようです。
また南米ではマテ茶と食道がんの関連性を調べたところ、
やはり熱ければ熱いほど食道がんのリスクが高くなったと報告されています。
では、なぜ熱い飲み物はダメなのでしょうか?
【高齢者は要注意】熱い飲み物は食道を損傷させる
それは熱い飲み物が食道の膜を損傷させて、
そこから回復するために細胞分裂が繰り返されることで
がんになりやすくなると言われています。
実際に国際がん研究機関でも65度以上の飲み物は
「おそらく発がん性がある(グループ2A)」
に分類されています。
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飲酒と喫煙も食道がんリスクを高める | 栄養管理もエポック訪問看護ステーション
ちなみに食道がんのリスクを高めるものには
他に「喫煙」と「飲酒」もあります。
アルコールに関しては1日あたり日本酒1合以上飲むグループは
飲まないグループと比べて2.6〜4.6倍も食道がんのリスクが高まる
と報告されています。
日本酒1合は、他のアルコールでは
- 焼酎なら0.6合
- 泡盛で0.5合
- ビールで大ビン1本
- ワインでグラス2杯(240ml)
- ウイスキーではダブルで1杯
に相当しますので、
お酒を飲む方は参考にしてみてください。
喫煙についても同じく高いリスクがあり、
非喫煙者に比べ、喫煙している人は平均3.7倍も食道がんの危険性が高くなるようです。
今は止めている場合でも、3.3倍高くなることが報告されています。
飲酒と喫煙の習慣があって、なおかつ熱い飲み物が好きという方は要注意ですね。
また、食道がんとまではいかなくても温かい飲み物ばかり飲んでいると
身体はそれ以上体温を上げる必要がなくなるため熱産生の能力が低下するのではないか
とも言われているため、
代謝を上げるために温かい飲み物を飲んでいたのに、
飲み過ぎは逆に代謝を下げてしまう可能性があるということですね。
ちなみに食べ物や飲み物の適温は体温±20度と言われています。
とはいっても、味の種類によって最も強く感じる温度は違うらしく、
甘味は体温付近、塩味や苦味は低い方が強く感じるようです。
美味しさと健康のバランスの間で食事などを楽しみたいものですね。
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