新型コロナが流行して1年半。
これから寒くなって乾燥し、免疫力も低下して、元々風邪やインフルエンザにかかりやすくなる時期。
新型コロナも感染しやすくなる可能性はあるので、まだまだマスク生活は続きそうですね。
そんなマスク生活が続いていることでコロナ以上に様々な問題を出てきています。
今回はそんなお話をしていきます。
キーワードは「口呼吸」「歯周病」「大腸がん」です。
マスクによって口呼吸になって口内環境は悪化する
マスクをしていると、鼻が覆われて息苦しくなりますよね?
息苦しくなると呼吸は口呼吸になりがちです。
口呼吸が続くと口の中は乾燥していき、唾液が出にくくなります。
唾液は口の中の汚れや細菌を洗い流し、
酸性になっている口の中を中性に戻してくれるのですが、
唾液が少なくなると、歯の表面に食べカスが付着したままになったり、
口の中の環境が酸性になり歯周病・虫歯になりやすくなります。
歯周病とは
歯周病とは、
細菌によって引き起こされる炎症性疾患で歯茎が腫れ、歯を支えている歯槽骨が溶けて歯が抜けてしまう病気です。
原因は歯磨きが不十分で、そこに最近が溜まり歯肉が炎症を起こします。
炎症を起こすのですが痛みを起こすことはほとんどなくサイレント・ディジーズ(SilentDisease:静かなる病気)とも呼ばれています。
また歯周病は、
脳梗塞、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、心内膜炎、動脈硬化、糖尿病、骨粗鬆症、早産、メタボリックシンドロームなど、
全身の様々な病気と関係していることが分かっています。
歯周病は大腸がんのリスクファクター
前述のように歯周病は様々な疾患を関係していることがわかっていますが、
最近では新たに大腸がんとも関係が深いということもわかりました。
これは横浜市立大学の発表で、
大腸がん患者のがん組織と唾液に共通した菌株「フソバクテリウム・ヌクレアタム」が存在している
ことを発見されました。
フソバクテリウム・ヌクレアタムは多くの人が口の中に持っている常在菌で、
どうやって大腸で感染するのかのルートは詳しくはわかっていませんが、
関係しているということは他の研究報告でも示されています。
歯磨きは単なるエチケットだけではない。口腔ケアを見直しましょう | エポック訪問看護ステーション
いかがでしたか?
大腸がんは実は日本人がかかるがんの第1位となっています。
そんな大腸がんと歯周病が関係するのであれば歯磨きはとても重要なケアの1つとなります。
単なるエチケットではなく、病気の予防として歯磨きを考え直していくべきですね。
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