訪問先では患者様が
「トイレが近くなるから、水を飲む量を減らしているの」
と話されることがあります。
これにあなたはきちんと待ったをかけてお話をすることができていますか?
今の季節、熱中症予防に水分摂取を、と呼びかけられているにもかかわらず
水分摂取を意図的に減少させるということが
いかにリスキーなことか理解していますか?
なぜ高齢者が水分摂取量を減らそうとしているのか
なぜ高齢者がトイレの回数が多いと嘆いているのか
今日のブログを読んでいただくと、その理由がわかるかもしれません。
高齢者がなぜ水分摂取量を自制するのか?
高齢者のトイレが近くなる問題は、訪問しているスタッフ皆が感じている問題ではないでしょうか?
トイレに行く回数が増えると、その分ベッドからの離床回数が増える
離床回数が増えると転倒リスクが増える、だから水分摂取量を減らして
トイレに行く回数を減らしたいという気持ちはわかります。
しかし、屋内にいても私達は呼吸によって体外に水分が排出されているのです。
その水分量は一日1~1.5Lもの水分が体外に排出されていると言われています。
ですので、その分は水分摂取を促す必要があります。
でも高齢者はトイレに行く回数を減らしたい
私達は水分摂取量を増やしたい
堂々巡りになりますね。
こうした高齢者のトイレに行く回数が増えることを、私達は尿の蓄尿障害と呼びます。
畜尿障害とは尿をためておく機能が障害されることを指します。
この畜尿障害は高齢者のトイレ事情には深刻な問題になりますので
チェックしておく必要があります。
この畜尿障害を解決するためには、薬物療法と手術療法があります。
今の患者様の状況に応じて泌尿器科で検査、お薬の処方をしてもらってください。
そうすることで少しはトイレの回数を減らすことができるかもしれません。
高齢者の排尿障害は様々なリスクの元になる | エポック訪問看護ステーション伊丹
高齢者のおトイレ事情はかなり深刻な問題になります。
トイレに行きたくないから水分量を減らす、
水分量を減らすから熱中症になる
熱中症になるから寝たきり状態になる、という悪循環になります。
ですので、訪問先では高齢者の排尿障害の問題については
敏感に反応しておく必要がありますので、
ぜひ訪問スタッフはチェックしておくようにしてみてくださいね。
これからの季節は熱中症に敏感になると同時に
患者様の排尿障害についても敏感になっていきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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