高齢になってくると様々な疾患を持った方がいますよね。
- 糖尿病
- 高血圧
- 狭心症
- 脳卒中
数え上げたらキリがないのですが
原因の多くは運動不足や食事の内容などの生活習慣とされています。
そんな中で最近、こういった生活習慣以外にも
健康にとって悪影響とされているものがあります。
それは、社会的な孤立です。
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孤独感は死亡リスクを高める。訪問看護と支援の輪で孤独から助け出す
昔は1つの家に3世代が住むのが当たり前でしたが、 次第に核家族化が進んで行きました。 さらに近年は独居というところも増えてきましたね。 訪問看護の利用者様でも様々な理由で独居生活をされて ...
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社会的な孤立による死亡リスクは生活習慣病よりも高い
実は社会的な孤立があると
喫煙や飲酒、肥満よりも死亡リスクが高まることが報告されています。
そして、そのような生活をすることで
脳卒中や心臓病は1.3倍
認知症は1.5倍
も発症リスクが高まります。
反対に人とのつながりが多く、社会的な孤立を感じていない人は
寿命が伸びることがわかっています。
実際にボランティア、趣味活動、お稽古といったことをしている人は
自立した生活を続けられています。
私の経験の中でも1番感心させられたのは
デイサービスで働いていた時の利用者様で
101歳の男性の方がいたのですが、
101歳にも関わらず痛いところはどこもない。
背中もピンと伸びているし歩くのに杖も何も要らない。
その利用者様・・・
なんと99歳までテニスをしていたらしいです。
「なんでテニスを辞めたんですか?」
と聞いたら
「さすがに目が見えなくなってきてね。」
とお答えになってしました。
今の訪問リハビリの仕事をしていても
- 外出するのが好き
- 身体を動かすのが好き
と活動的な方は頭もしっかりされているし身体も比較的よく動きます。
逆に趣味も特になく
- 一人暮らしでずっと家にこもっている
- 一人暮らしではなくても喋るのは奥様(旦那様)やお子様だけ
という方は
体力が落ちているだけでなく認知症も進んでいる方が多いですね。
社会参加の効果を高めるには楽しむこと | エポック訪問看護ステーション伊丹
健康を保つためにも何かしらの活動が大事なわけですが
なんとなく参加していても意味がありません。
しっかりと楽しむことが大事です。
とある研究でも
「社会参加に消極的で参加していない人」のリスクを1とした場合
「積極的に参加している人」のリスクは0.52と半減している一方で
「参加したいわけではないけど、仕方なく参加している人」は0.94までしか下がっていなかった
と報告されています。
つまり、楽しんでないとストレスになってあまり効果がないということです。
リハビリの効果を出すならまず楽しんでもらおう
患者様、利用者様にとって
我々、医療従事者がリハビリなどに訪問リハビリで伺うことも大事な社会参加になるわけですが
気を付けないといけないのは、
楽しんでもらえてないとリハビリの効果が半減するということです。
単純に身体機能的なアプローチをすればいいというわけでなく
しっかりとコミュニケーションなどを取って
患者様・利用者様に楽しんでもらわないといけないんだなと
改めて痛感しました。
これからも利用者様に楽しんでもらえるように関わっていきたいと思います。
エポック訪問看護ステーション伊丹は看護とリハビリで「そのひとらしさ」をサポートします
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