「カモシカのような脚」
スラッとした細い脚をこのように例えることが多いですよね。
そのためにふくらはぎの筋肉を鍛えることに抵抗感を覚える方も多いのですが
ふくらはぎの筋肉は
「第2の心臓」
とも呼ばれていて、健康にとって非常に重要な筋肉になってきます。
特に高齢者になればなるほど、このふくらはぎの筋力が重要になりますので
今回はそんなふくらはぎのお話をします。
筋ポンプ作用による血液循環
ふくらはぎの筋肉を鍛える最大のメリットは筋ポンプ作用による血液循環です。
血液は心臓から足へ向かうときは重力の影響を受けて流れやすいのですが、
足から心臓に戻る際には重力に逆らっていかなくてはいけないため流れにくくなります。
その時に必要になってくるのが、
筋肉が収縮したり弛緩したりすることによるポンプ作用が必要になってくるんです。
その時にふくらはぎの筋肉が弱い、動かしていないとなると
その筋ポンプ作用がうまく働かなくて血液循環が妨げられてしまうというわけです。
この筋ポンプ作用が働かずに血液が流れにくくなれば、
その分心臓はより強く働かなくてはならないため心臓への負担となります。
日本人の死因の3大要因として心疾患がありますので
そのためにもふくらはぎの筋肉をしっかりと使っていくことが重要となるのです。
つまづきの原因はふくらはぎで蹴り出せないことが原因
その他にも歩くときに高齢者の方で問題になるのが
つまづきです。
脚が上がらないからと言われて、
太ももをしっかりと上げるように意識したりトレーニングをしたりすることが多いのですが
実は脚が上がらない原因に
- ふくらはぎの筋力が弱くて、しっかりと蹴れない
- 蹴れないから上げられない
とったことが多くあります。
それができずに太ももを高くあげることばかりしようとしても
それは不自然で過剰な動きとなり逆にふらつきなどの問題に繋がることになります。
ですので、つまづくことが増えたなと感じたのであればふくらはぎを鍛えてみましょう。
爪先立ちでふくらはぎを鍛えよう
では、ふくらはぎを鍛えるにはどうしたら良いのでしょうか?
1番の定番メニューは
「カーフレイズ」
です。
やり方は簡単。
いわゆる「つま先立ち」です。
つま先立ちを30〜50回ほどやってみてはいかがでしょうか。
もしも、つま先立ちでふらつく場合は
壁に手をついたり、手すりに掴まるなどで安全を確保してみましょう。
冒頭にも書いたようにふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」です。
エコノミークラス症候群なども長時間窮屈な姿勢でいることでポンプ作用が働かずに血栓ができてしまう病気です。
このように筋肉のポンプ作用が働かないとリスクが高くなりますのでしっかりと鍛えていきましょうね。
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