コラム

訪問看護の場で大切にしたい情報共有の基本のキ | エポック訪問看護伊丹

2022年9月30日

訪問看護に従事していて、一番大変だと思うこと

それは、情報の共有がどこまで通じているかということです。

 

病院では、様々な職種が関わっており、毎日情報収集が他職種によって行われます。

しかし、訪問現場では私一人しか訪問していないということも少なくありません。

 

そのため、私が情報を停滞させてしまうと、他職種は聞いていない、

知らないという状態に陥ることもしばしば起こります。

 

これは情報収集能力と共に、情報拡散能力も求められているということに他なりません。

 

今日は訪問看護・リハビリで陥りやすい情報の停滞ということについて考えてみたいと思います。

 

 

情報共有能力も一つのコミュニケーション能力の一つ

 

情報を拡散させるツールとしては、SNS等今の時代いろいろなものがあります。

しかし、社内や他職種との共有ツールは限られます。

 

社内SNSもしくは電話、対話くらいではないでしょうか?

 

確かに、社内SNSに書けば、情報を伝えているということにもなるでしょう。

しかし、それだからと言って一概に情報は相手に正確に伝わるというものではありません。

 

対面で顔を突き合わしているのであれば、

会話の中でコミュニケーションを利用して情報を伝え合うことで

二重、三重に情報を伝達し合うことで、情報共有を行うことが可能になります。

 

どうしても、訪問分野では一人で行動することが多く、

SNSに書けば大丈夫、カンファレンスで話したから大丈夫となりがちな印象を受けています。

 

ちょっとした会話、ちょっとした電話で情報を二重、三重に共有し、

大切な情報を忘れない努力をお互いに見につけるということも一つの大切な共有方法ではないでしょうか?

 

訪問看護や在宅分野で注意したい情報共有のポイント

 

とはいえ、訪問分野では電話は患者様やケアマネージャー等他の方の仕事の妨げになる可能性もあります。

そのため、情報共有の際には、電話をしていいか、少しお話をしていいかといった

アポ取りも重要になります。

 

こうしたアポ取りができていなくて問題になるケースも見られますので

そのあたりは注意が必要かもしれませんね。

 

いかがでしたでしょうか?

情報共有は確かに情報を投げるということが最も重要です。

ですが、情報を共有する時の相手への気遣いや心配りということも

忘れてはいけません。

 

情報を共有しなければということが先行し、どうしても自分よがりになってしまっては

相手は不快感を感じてしまいますので、そのあたりは注意しましょうね。

 

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