コラム

高齢者の高血圧のメカニズムを理学療法士がわかりやすく解説してみた

2023年3月20日

あなたはご自宅で自分の血圧を定期的に測るようにしていますか?

もししていないのであれば、今日の記事をぜひ読み進めてほしいです。

 

まず最初にあなたの自分の今の血圧を測ってみてください。

もし最近、測っていないという方は、ぜひ病院や薬局などで測ってみてください。

年齢を重ねると、徐々に血圧の変動が大きくなります。

 

  • 最近疲れやすくなった
  • ちょっとした運動で息切れが出るようになってきた
  • お風呂上りにめまいがする

等の症状があるなら要注意です。ぜひ血圧を測って自分の血圧がいくらかを把握してみてください。

 

高齢者の血圧がなぜ高くなるのかを解説します

高齢になると、様々な病気を患うことがあります。

患っていないという方でも、身体は徐々に老化しています。

 

それは血管も同じです。

 

血管の老化は、血管の弾力性が低下し、血液の流れを阻害します。

血管の弾力性が低下すると、血管の収縮力も低下しますので、全身に血液を運びづらくなってしまいます。

そうすると、心臓はより末梢に血液を送ろうとし、結果的に血圧を高める必要があるというメカニズムになるのです。

 

また、高齢になると血管の弾力性だけではなく、血液の総量も低下します。

実は、廃用症候群として筋力の低下がよく注目されていますが

廃用症候群はまず血液の総量が低下するのです。

 

血液の総量が低下すると、少しの運動で息切れを起こします。

なぜなら血液が末梢まで供給されないので、末梢の酸欠を引き起こし

呼吸回数を増やさなければ血中の酸素量が低下するという状況を起こすからです。

 

ですので、血液を送る量や速度を上げなければ、いけないというメカニズムになるのです。

 

高齢者の高血圧を予防するためには運動が欠かせません

では高齢者の高血圧を予防するためにどうすればいいのでしょうか?

その結論は、「運動をする」ことに尽きます。

 

「血圧が高いのに運動をすると血圧がまた上がるのでは…?」

と思われるかもしれませんが、

定期的に運動ことで身体は、

「今の血液量じゃ間に合わない!」

と血液を作るという働きがおこります。

 

すると体内の血液総量が増加するので、安静時の血圧はそこまで上げなくても

全身に血流が届く状況になり、結果的に血圧が下がるのです。

 

つまり、あなたの血圧が高いということは、

「普段の血液量が少ないから心臓が頑張ってる」

状態なのだと理解するのがわかりやすいかもしれませんね。

 

いかがでしたでしょうか?

今日は病気の話をさけて、高齢者の高血圧について書いてみました。

もしあなたに当てはまると感じていただけたのであれば幸いです。

 

 

 

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