2024年度から、歯周病検診の対象年齢が拡大され、これまでの40歳以上に加えて20歳の若年層も含まれることになりました。
なぜ、若い世代にも歯周病検診が必要とされているのでしょうか?
実は、歯周病は単なる口の病気ではなく、全身の健康に深く関わることが明らかになっています。
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歯周病が全身の健康に与える影響
歯周病と糖尿病との関係
歯周病は、糖尿病と相互に悪影響を及ぼすことが分かっています。
歯周病が悪化すると炎症が続き、血糖値のコントロールが難しくなります。
一方、糖尿病の人は免疫力が低下しているため、歯周病が進行しやすくなるという悪循環に陥ることがあります。
心筋梗塞・脳卒中のリスク
歯周病が進行すると、歯茎の炎症が慢性化し、細菌が血流に入り込むことがあります。
これが血管を傷つけ、**動脈硬化や血栓(血の塊)**のリスクを高めることが知られています。その結果、心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇するのです。
歯周病と認知症との関連
近年の研究では、歯周病菌が脳に影響を及ぼし、アルツハイマー型認知症のリスクを高める可能性が指摘されています。
歯周病が進行すると、炎症性物質が脳に影響を与え、記憶障害を引き起こす可能性があるのです。
20歳からの歯周病対策が重要な理由
これまで歯周病は「中高年の病気」というイメージが強かったですが、実は若いうちから発症するケースも増えています。
特に、生活習慣の乱れやストレス、喫煙、口呼吸などが影響し、20代でも歯周病の初期症状が見られることがあります。
歯周病の初期症状に気づいていますか?
- 歯茎が腫れる、赤くなる
- 歯磨きの際に出血しやすい
- 口臭が気になる
- 歯が浮いたような感じがする
これらの症状があれば、すでに歯周病が進行している可能性があります。
放置すると、やがて歯を失う原因にもなるため、20歳のうちから定期的な歯周病検診を受けることが重要です。
歯周病を予防するためのポイント
正しい歯磨きを習慣化する
毎食後の歯磨きに加え、デンタルフロスや歯間ブラシを活用しましょう
定期的な歯科検診を受ける
早期発見・早期治療が歯を守るカギです
生活習慣を整える
バランスの良い食事、適度な運動、ストレス管理が重要です
禁煙を検討する
喫煙は歯周病を悪化させる大きな要因です
2024年度から20歳も歯周病検診の対象になった背景には、歯周病が全身の健康に大きな影響を与えるという最新の医学的知見があります。
若いうちから正しいケアを習慣化し、将来の健康リスクを減らすためにも、歯科検診を積極的に受けることが大切です。
あなたの大切な歯と健康を守るために、ぜひこの機会に歯周病検診を受けてみてはいかがでしょうか?
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