1日に1万歩は歩きましょう
そんな言葉聞いたことありませんか?
近年、フレイルやサルコペニアといった高齢者の虚弱がキーワードになっています。
訪問看護でケアやリハビリを受ける利用者様もそのようなケースが少なくありません。
仕事を退職して活動量が減って、食事量も減って
どんどんと体力が落ちて
気がついたら介護を受けるようになってしまった
なんてパターンは非常に多いです。
そんな中、趣味で色々な活動をしている人は
90歳になろうが100歳になろうが杖も使わずに元気に生活をされていますね。
私のこれまでの利用者様の中でも
96歳でも社交ダンスを続けている方
99歳までテニスを続けていた方
は身体もそうですし、頭もしっかりされていました。
逆に家に閉じこもってばかりいる方は
私の両親とそれほど変わらない年齢なのに
歩くのはフラフラで認知機能もかなり落ちているなんて方も珍しくありません。
それだけ活動量を維持するということは重要です。
1日1万歩は迷信 4000歩で筋力は維持できる | エポック訪問看護ステーション伊丹
とはいえ、何も難しい活動をする必要はありません。
上述ようにテニスや社交ダンスじゃなくてもいいんです。
とりあえず、ウォーキングだけでも良いのです。
そこで、冒頭の歩数の話。
1日1万歩歩きましょう
よく聞く言葉ですが実はこの1万歩に根拠はありません。
むしろ、最近の研究では脚の筋力を維持するのに1万歩は必要ないという報告も出ているくらいです。
健康のために必要な歩数は本当に1万歩? | エポック訪問看護ステーション伊丹
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では、どれくらい歩けば良いのでしょうか?
ズバリ!!
4000歩です。
1日の歩数によって脚の筋力に差が出るかを比較した研究でも
1日の歩数が4000〜8000歩のグループと8000歩以上のグループで比較したところ
2つのグループで脚の筋力に有意差はなかったようですが
4000歩未満では筋力低下のリスクが明らかに高くなった
と報告されているようです。
リハビリに散歩を取り入れよう | 1日40分歩けばいい
では、この4000歩というのは時間換算ではどれくらいなのでしょうか?
それはおおよそ40分ほどです。
大体10分で1000歩と考えていただければ良いでしょう。
これくらいの歩数であれば家事をしたり、ちょっと買い物に行けば
それなりの歩数は稼げてしまいます。
それでも、訪問看護でリハビリをしている利用者様の中には
家事も買い物も全部ご家族やヘルパーさん任せで歩けていないという方も少なからずいます。
そうした方には
リハビリでしっかりと散歩に連れて行くというのはすごく重要になってきます。
リハビリのメニューで利用者様に
スクワット4000回やってもらえますか?
足踏み4000回やってもらえますか?
中々難しいですよね?
でも、散歩に行きましょうといえば
意外と20〜30分くらい歩いてしまったなんてこともあるわけです。
理学療法士や作業療法士が「歩かせ屋になっている」なんて揶揄されることもありますが
場合によっては「ただ歩かせるだけ」でも重要な現場も少なくないなと
最近では感じています。
ただ歩くだけのリハビリも重要です。
というわけで、1日1万歩だと非常にハードルが高くなりますが
実際にはそれほど必要ないのがわかっています。
4000歩程度であればどれだけ活動量が少ない人でも日常生活に少しプラスするだけで達成できるので
ぜひ散歩でも良いのでリハビリメニューに組み込みたいですね。
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