コラム リハビリ 看護

糖尿病のリスクには痩せすぎも含まれます | エポック訪問看護

2022年3月21日

訪問看護の利用者様の中にも糖尿病をお持ちの方はたくさんいらっしゃいます。

インスリンが毎日必要な方、

毎日薬を飲まないといけない方、

薬も飲んでいないけど経過観察している方、

糖尿病と言っても様々な病状の方がいらっしゃいますが、

どんなに軽くてもしんどくて厄介な病気です。

 

「糖尿病って太っている人の病気でしょ?私には関係ない」

そう思っているのならば、それは大間違いです。

痩せていても、実は糖尿病のリスクは高まります。

 

それはなぜでしょうか?

 

糖尿病だけど食事制限できないインスリンが打てない…エポック訪問看護でサポートします

糖尿病は、食事療法と運動療法は併用しなければなりません。 食事療法は、食べたらいけないものが多い、難しい、面倒と思われるかもしれません。 実際は継続できることが重要であり、 ご自身の生活に合わせ出来る ...

続きを見る

 

糖尿病を引き起こすのは、糖を筋肉に取り込む力

痩せていると糖を筋肉に取り込むことができなくなります。

 

簡単に言ってしまえば、痩せすぎている、

特に筋肉量が少ないタイプの痩せすぎの場合、

筋肉に取り込める糖が少なくなるからです。

 

本来、食事によって摂取された糖分、

身体に蓄えられている脂肪や筋肉を分解して作られる糖分は

インスリンによって筋肉に取り込まれてエネルギーになります。

 

肥満による糖尿病の場合は

インスリン抵抗性(インスリンに対する感受性)が低下しているため、

血中にある糖分が筋肉に取り込むことができずに血糖値が上がり、

糖尿病になります。

 

それに対して、

痩せすぎている場合は上述のように筋肉が少なすぎて、

糖分を取り込む容量自体が足りていないため、

血中にある糖分をちょっと取り込んだだけでキャパオーバーというわけです。

 

 

これを放置すれば「筋内脂肪」

いわゆる「霜降り」状態になります。

 

こうなると、さらに糖を取り込む能力が低下して、

さらに血糖値が下がらない状態になるという悪循環に陥ります。

 

日本人は先進国の中でも最も痩せている人が多い国で、

女性ではBMIが18未満の比率が非常に高いとされています。

 

厚生労働省の調査では

特に20歳代ではその割合は20%にも上るとされています。

日本はそれだけ痩せ型の糖尿病リスクが高いということですね。

 

さらにいうならば、

筋肉量が少ないということは近年問題になっている、

「サルコペニア」「フレイル」のリスクが高いということ。

 

痩せすぎている人たちは老後、

糖尿病だけでなく、加齢性疾患になる可能性がとても高いということです。

 

筋トレとタンパク質で筋肉量を増やそう

では、どうしたら良いのでしょうか。

 

答えは単純。

筋肉量を増やすしかありませんね。

 

そして、筋肉量を増やすには筋トレとタンパク質。

 

筋肥大を考えるならば、

最大筋力の60%以上、10RMくらいの負荷で行うことが、

効率が良いとされていますが

痩せ型で普段から運動習慣のない人や高齢者に

いきなりその負荷はハードルが高いですよね。

 

近年では筋肥大には負荷が弱くても、

回数を増やして総負荷量が多くなれば筋肥大は起こる

ということがわかっているため

自分が苦にならない重さで可能な限り回数を多くしていけば

十分に筋肥大は起きます。

 

そして、筋トレ後はもちろん1日を通して、

筋肉の材料となるタンパク質をしっかりと摂取しましょう。

タンパク質の摂取量の目安は1食20g。

これは肉や魚を100gと豆腐や納豆、卵料理を合わせるだけで達成できる量。

 

一般的な食事さえしていればいいんです。

そんなに食べられないという少食の人はプロテインで補ってあげれば良いのです。

 

訪問看護の適切な看護とリハビリで糖尿病のリスクと進行を遅らせましょう

「痩せていることは良いこと」

というのは事実ではありますが、

痩せすぎは太り過ぎと同じように問題です。

実際にBMIも標準よりも少し高めくらいが最も健康で長生き

というデータも出ています。

 

長生きの秘訣は小太り?老化を防ぐ秘訣とは | エポック訪問看護

年々、健康志向はどんどん高まっていますね。   筋トレブームもあり、健康的に身体作りをしている人は増えていると思いますが 一方で相変わらず体重が減ることしか考えずに 痩せていれば痩せているほ ...

続きを見る

 

サルコペニアやフレイルもそうですが、

女性であれば痩せすぎは婦人科系疾患とも多いの関係があります。

女性はややぽっちゃりくらいがちょうどいいわけです。

 

もしかしたら、私は痩せすぎかもと思ったのであれば、

少しで良いので筋肉をつけていきましょう。

 

エポック訪問看護ステーションがサポートします。

 

 

エポック訪問看護ステーション伊丹は看護とリハビリで「そのひとらしさ」をサポートします

エポック訪問看護ステーション

伊丹・尼崎・川西・宝塚を中心として活動しています。

地域の皆様の健康と安心のため、

利用者様が「その人らしく生きる」手段を共に模索し提供してまいります。

 

※まずはお気軽にお問い合わせください※

 

エポックでは、自費訪問リハビリサービスも併用して利用することができます。

自費訪問リハビリサービス | 自費訪問リハビリなら EPoch-エポック-

 

エポック訪問看護ステーション伊丹は看護師・リハビリ職種の求人を募集しています

エポック訪問看護ステーションでは、

随時看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の求人を受け付けています。

 

詳しくはコチラ

 

#訪問看護#訪問リハビリ#リハビリ#理学療法士#作業療法士#看護師#エポック#伊丹#尼崎#糖尿病#痩せ#筋トレ

-コラム, リハビリ, 看護

Copyright© エポック訪問看護ステーション , 2024 All Rights Reserved.