看護

在宅生活において、MRSA感染症があっても家族と一緒に生活はできますか?

病院で入院をした時に、感染症があると言われることも最近では珍しくありません。

検査をすると、発見されたということを良く聞くことがあります。

身近にも様々な細菌はいるのですが、体調が悪い、免疫力が低下しているときに悪化してしまうことが多くあります。

特に、入院中に多くあります。

MRSAという感染症も、その一種です。

 

感染症の報告は必要ですか?

ショートステイやデイサービスの集団の場を利用されながら生活を支えることも多くあり、

施設などの利用にあたって、病院などで調べた感染症の有無を聞かれることがあります。

集団生活の中では、感染症の有無を報告してくださる方が、安心して介助を行うことができ、予防や対策を行うことができます。

・保菌者なのか。

・排菌量はどのくらいなのか。

・治療済なのか。治療中なのか。

・血液感染・飛沫感染・接触感染のどの感染経路を注意したら良いのか。

これらを、知ることは医療者、介護者にとっても身を守るうえで必要です。

 

在宅医療の現場では、病院と比較して感染症の統計が正確には出ていませんが、

肺炎、誤嚥性肺炎、インフルエンザ、疥癬、尿路感染症、ノロウイルス感染症などで関わることがあります。

集団生活の場は、免疫力の弱い高齢者が集まっておられます。

そのため、インフルエンザの蔓延する時期には、予防接種をするなど各個人が予防する必要があります。

 

高齢者施設や院内感染として問題となっているMRSAについて知っていますか?

MRSA は、methicillin-resistant Staphylococcus aureus の頭文字をとってMRSAと略されています。

日本語では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌とよばれています。

引用:MRSA感染症の治療ガイドライン

 

MRSAは、抗菌薬が効きにくくなった黄色ブドウ球菌という細菌のことを言います。

抵抗力が弱まっている場合、容易に感染します。

感染すると普通の黄色ブドウ球菌の場合よりも治療しにくい感染症です。

そのため、高齢者施設や院内感染として問題になることがあります。

 

  • 手術後
  • 抵抗力が低下している場合
  • 重症の熱傷
  • 血管内にカテーテルを留置している場合
  • 大きな褥瘡がある場合

重症化しやすいため注意が必要です。

 

入院後など、在宅に保菌者として持ち帰ってしまうこともあります。

保菌をしていても、MRSAを増殖し排菌しているわけではありません。

黄色ブドウ球菌を保菌している人は、たくさん存在します。

鼻の中や痰、皮膚などの中にMRSAが存在しているということです。

しかし保菌している場合は、感染してしまうと急速に増殖してしまいます。

その感染部位によって、介護者は必要な感染対策に変更するなどの対応が必要になります。

 

MRSA を保菌している利用者の場合、感染経路は主に接触感染です。

介護者の手指を介して伝播します。

利用者の周囲のMRSA 汚染状況に関係なく、感染予防は利用者が使用した場所の清掃を確実に行うことが重要です。

ご本人やご家族に対しては手洗い・手指消毒の指導をしっかり行いましょう。

 

  • 透析患者、化学療法中の場合など免疫が落ちているとされる人は、重症感染症を引き起こす恐れがあるため、MRSA保菌者とは介助の順番を検討するなどが必要です。
  • 咳嗽や痰が多い場合、喀痰を周囲にまき散らす可能性がある場合には個室隔離が必要かもしれません。マスクなども着用をしてもらいましょう
  • 接触感染予防策として、体温計、聴診器、血圧計なども清拭消毒を行いましょう。
  • 手洗い・手指消毒、手袋、エプロン、マスクなどの標準予防策を、普段から実施できるようにしましょう。

 

在宅療養中のMRSAを保菌している方へのかかわり方について

感染していないかぎり、日常的な感染対策を守ることです。

特別なことは特にありません。隔離する必要はありません。

黄色ブドウ球菌は非常にありふれた菌で、私たちの髪の毛や皮膚、鼻の粘膜、口腔内、傷口などに付着しています。

抵抗力がしっかりあれば、特に重症化することはありません。

検査をしていないため、在宅療養者がMRSAを保菌しているかどうかが、はっきりわかっている場合もあります。

MRSAだけでなく、他の感染症の有無も同様のことが言えます。

1ケア1手洗い、基本的な感染対策を忠実に守ることが必要です。

 

介護者の感染症対策は、スタンダードプリコーションで対応をしましょう!

職員自身が身を守ることは感染症対策では必要ですが、利用者に感染症を広げないように職員が情報を共有し感染対策マニュアルに沿って対応できるようにする事が重要です。

そのため、

・職員は日常から健康管理に気をつけ、規則正しい生活、睡眠、食事摂取を行う。

・職員は定期的な健康診断を受け、体調を治す。

・職員もインフルエンザやB型肝炎などのワクチン接種を行う。

・関わる利用者の病歴や既往歴を把握する。

・介助時は、既往歴の有無に関わらず皮膚、体調の状態を観察する。

以上を、心掛けましょう。

 

介護をするうえで、手荒れ予防が必要です!

手洗いは感染予防に、最も重要です。

職員も家庭に持ち帰らないことが、家族を守ることにもなります。

小さな子供がいたりするときは注意が必要です。

指輪や時計などをつけて、介護をしていることはありませんか?

指輪の周囲には菌が付着しやすいです。しっかり洗えていますか?

介護をするうえで、不要なものは取り外し行いましょう!

MRSAに抗生物質は効きにくいですが、アルコールなどの消毒薬は効果を示します。

褥瘡処置、排泄、吸引ケアなどは、血液や体液、分泌物、排泄物に触れるため手袋をしていても、手洗いは必要です。

そのため、手洗いを行うことで介護は、手荒れを招きます。

そして、手荒れ部位から細菌が入ったりします。

日頃から寝る前にハンドクリームを塗るなどして手を保護するように心がけましょう。

 

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