夏の猛暑が続く中、熱中症のリスクは高齢者にとって特に深刻です。
しかし、冷房を嫌がる頑固な老親に冷房の必要性を伝えるのは容易ではありません。
今回は、エポックの看護師が実際に使っている、
熱中症の怖さを理解してもらい、老親が素直に冷房を使うようになるための必殺フレーズを紹介します。
熱中症のリスクを理解する | エポック訪問看護ステーション
まずは、熱中症がどれほど危険かを再確認しましょう。
高齢者は体温調節機能が低下しているため、熱中症になりやすく、その症状も重篤になりやすいです。
熱中症の主な症状には、以下のものがあります
- めまい
- 頭痛
- 吐き気
- 意識障害
- 筋肉のけいれん
- 疲労感
これらの症状が進行すると、命に関わる危険性もあります。
訪問看護師もやっているエアコンを使ってもらうためのアプローチ
健康診断の結果に基づいてエアコンを使ってもらうアプローチ
「お医者さんが、あなたの体のために冷房を使うように勧めているよ。」
健康診断の結果やかかりつけ医のアドバイスを引用すると、専門家の意見を尊重する親に対して効果的です。
家族のためを思わせてエアコンを使ってもらうアプローチ
「あなたが元気でいてくれないと、私たちも心配でたまらない。」
家族の健康や安心を重視する親に対して、自分の行動が家族に影響を与えることを認識させることで、冷房の使用を促します。
過去の経験を利用してエアコンを使ってもらうアプローチ
「去年、近所の○○さんが熱中症で倒れたんだよ。」
身近な人の体験談を持ち出すことで、熱中症のリスクを現実的に感じてもらいやすくなります。
お金に関するエアコンを使ってもらうアプローチ
「冷房をつけた方が、病院に行くお金がかからなくて経済的だよ。」
医療費の負担を考えると、冷房を使う方が結果的に経済的だという点を強調します。
簡単なテクノロジーの導入でエアコンの使用を進める
「新しいエアコンは省エネだから、電気代もそんなにかからないよ。」
古いエアコンを嫌う場合は、最新の省エネ機能を備えたエアコンの導入を提案します。
熱中症対策を勧めるには褒めてモチベーションを上げ行動の維持を図る
行動による変化を褒める
まず、冷房を使ってもらうための第一歩として、小さな行動の変化を褒めることが大切です。
例えば、親が少しでも涼しい場所に移動したり、扇風機を使うようになったら、その行動をしっかり褒めましょう。
具体的なフレーズ
「最近、扇風機を使うようにしているんだね。お父さんが健康に気を使ってくれるのは、本当に安心だよ。お医者さんも涼しい環境を勧めているから、次は冷房も少しだけつけてみようか。」
自分でそうすることにしたと思わせる
次に、親が自分で冷房を使うことを決めたと感じられるように誘導します。
強制的に冷房を使わせるのではなく、あくまで自分の選択であると思わせることがポイントです。
具体的なフレーズ
「お母さん、自分で体調を管理するのが上手だね。最近、暑さが厳しくなってきたから、少しでも快適に過ごすために冷房を試してみるのもいいかもね。どう思う?」
エアコンをつけると良いことがある
最後に、エアコンを使うことが家族との交流に繋がるというメリットを強調します。
例えば、孫や子供と会う約束をすることで、親が自然に冷房を使う動機付けをします。
具体的なフレーズ
「お父さん、今度孫たちが遊びに来るんだけど、暑い日でも涼しい部屋で一緒に遊びたいなって言ってたよ。エアコンをつけて快適な環境で過ごせたら、みんなで楽しい時間が過ごせるね。」
頑固な高齢親に冷房の必要性を伝えるのは難しいですが、皆さんの価値観や心配事を理解し、それに合ったアプローチをすることが大切です。
上記の必殺フレーズを参考に、老親が素直に冷房を使うようになるよう、根気よく説得を続けましょう。
家族全員が安心して夏を過ごせるように、ぜひ実践してみてください。
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