在宅療養中の方は、望まれる生活の一部の中に医療が存在しています。
そのため、訪問看護では医師から指示書を頂き、在宅で可能な医療ケアを提供しています。
中には、がんの末期の方もおられます。
緩和ケアを望まれる方もおられれば、最期はホスピスや病院を希望される方もおられますが、
住み慣れたご自宅で最期を迎えたいと思う方も多くおられます。
そこで、終末期に至るまでの訪問看護の関わり方をお話できたらと思います。
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在宅医療を支える訪問看護におけるターミナルケアとは
訪問看護において、在宅医療において、 切っても切り離せないのが「ターミナルケア」です。 苦痛を緩和しながら、できるだけ生活の質(QOL)を保ち、 生活していくためのケアです。   ...
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変わりつつある看取りの場の考え方
最近では医療技術の進歩によって、早期発見による手術、抗がん剤、放射線治療などの治療を受けることで、
癌と診断されても治療をしながらの生存期間が長くなりました。
そのため、在宅でも疾患の進行に伴う苦痛の除去だけでなく、その人らしく生きることを支える方向が重要視されています。
住み慣れた自宅で最期を迎えたいという方や家族の考え方によって、訪問看護師の役割も大きく変化してきたと思います。
特に、今のようなコロナが終息しない中では会えなくなるため、入院をためらう方が増えてくるのではないでしょうか。
訪問看護では、初回訪問時に以下の3つ確認をしています。
- どこまでの医療を求められているのか。
- 自己管理能力と環境が整っているか。
- どのような最期を迎えたいのか。
在宅で終末期を迎える時、エポック訪問看護ステーション伊丹が大切にしていること
在宅介護だからこそ、訪問看護の関わりの中で大切なこと、それは
- 自己管理
- 家族への指導
です。
病院とは違い、在宅にある物品や使用する医療機器も違います。
そのため、家族の協力や他職種(医師、ケアマネージャー、福祉用具、酸素業者など)と協力して生活環境の調整を行う必要があります。
訪問看護ステーションでは24時間対応が可能ではありますが、病院のように看護師が常駐していません。
訪問看護師がいない時でも適切な処置やケアが提供できるように、自己管理や家族への指導が重要になります。
緩和ケアとは?
緩和ケアについてWHOでは、以下のように定義されています。
緩和ケアの定義(参考:WHO(世界保健機関)による緩和ケアの定義(2002年)):
緩和ケアとは、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを、
痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、苦痛を予防し和らげることを通して向上させるアプローチである。
緩和ケアは、その人の苦痛を和らげることに焦点をおいたケアで、
早期から関わる点で余命の長さに関係なく、積極的な治療と並行して診断時から行われるケアのことです。
がんの終末期における医師からの指示方針について
例えば、終末期とはいつからのことでしょうか。
定義は、特にありません。
医師の考え方によっても意見が分かれています。
病気の治癒が見込めず積極的な治療が行えなくなった時もあれば、
寝たきりで食事がとれなくなった時などを一つの目安として、面談の場で使われる表現でもあります。
訪問看護では、
医師が記載する指示書の中に、「留意事項及び指示事項」という欄があります。
主に、医師から点滴や薬の副作用などの指示や方針含め、記入して頂く欄です。
そこに、「BSCの方針です」と記入されることがあります。
BSCという言葉を、聞かれたことはありますか?
ベスト・サポーティブ・ケア(BSC)とは
がんに対する積極的な治療は行わず、症状などを和らげる治療に徹することをいいます。
効果的な治療が残されていない場合などに、あるいは患者さんの希望に応じて、積極的ながんの治療は行わず、
痛みをとったり、QOL(生活の質)を高めたりすることを目的にしたケアに徹することを指します。
(引用:がん治療専門用語集(アルファベット集))
ベスト・サポーティブ・ケア(BSC)とは、
主に癌の治療に対しての治療方針について積極的な治療はしないが生活の質を高めるため、症状緩和を目的としたケアです。
緩和ケアと違い、がん患者を対象としています。
終末期における様々なケアの考え方
終末期において、苦痛をとり、その人らしい生き方を応援するということは緩和ケアという言葉で完結するように思えますが、
BSCなどのように、同じような意味合いの専門用語がいくつかあります。
例えば
「ターミナルケア」、「ホスピスケア」、「エンド・オブ・ライフ・ケア」です。
医療者として使い分けをしながら、ケアに関わりたいですね。
ターミナルケアは、病気で余命がわずかになった方に対して行う医療ケアのことです。
ターミナルケアは「終末期に行うケア」、緩和ケアは「診断時から行うケア」と、同じように感じられますがケアの開始時期が異なります。
ホスピスケアは、疾患の治癒や延命を目的とした治療は行われません。
痛みやストレスを、できるだけ取り除きながら最期の時を心穏やかに過ごすことを目的としたケアです。
緩和ケアは、治療と並行することがありますが、ホスピスケアは、治療が望めない方が対象という違いがあります。
エンド・オブ・ライフ・ケアは、言葉通り「人生の終わり=終活」のような意味合いがあります。
最期までその人らしく生きることができるように支援するケアのことを言います。
そのため、緩和ケアと似ており、診断時から関わるケアです。
無理をしない介護がターミナルケアでは大切です
終末期を支えるために24時間、家族が付き添うことは困難です。
家族の方が、ご自身の気持ちや体調をいたわることは、長い介護生活において、療養者を支えることにつながります。
身体的、精神的につらい時は、周囲の力を借りることが大切です。
そのような場合は、レスパイトケアを利用して頂けたらと思います。
介護疲れかなと感じたら、ケアマネージャーや訪問看護師にまずはご相談ください!
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